借り過ぎには注意

カード一枚で簡単にお金が引き出せるとしたら、誰しもすぐに使いたくなってしまいます。しかしそれがローンである場合には、引き出したお金はすべて借金です。したがって時期が来れば利息を添えて返済しなければなりません。

しかしカードローンの場合、一度カードを作ってしまうと預金を引き出す感覚で利用の歯止めが利かなくなる人が大勢います。もし安易な借り入れが続いた場合、いつかは返済に支障が出て首が回らなくなってしまいます。

自分の返済能力を知る

現在ではカードローンの返済は多くの場合、月々一定額のリボルビング払いです。したがって月々の返済額は変わりません。

したがって借り手はなんとなく返せると思ってしまいますが、返済と同時に借り続ければ結局ずっと返済が続き、いつまでたっても余裕はできず、生活が疲弊していきます。へたをすると徐々に借入額が溜まって利用限度額に達し、以後借り入れが出来ず返済も苦しくなるようなことも無いとは言えません。自分の返済能力には限度があるということを知りましょう。

返済が難しくなった場合

返済が難しくなり、さらなる借り入れもできないとなってくると、まず考えなければいけないのは生活水準を落とすなりして返済に充てられるお金を作ることですが、中にはさらに別なところからお金を調達しようと考える場合があります。

たとえばもう一つ別のカードローンあるいはキャッシングローンを申し込んで借りるわけです。しかしこの場合同じことを何件も繰り返して多重債務に陥る可能性が高くなります。そうなってしまうとそう簡単には返済できません。

返済が難しくなったら金融機関に連絡を

まず返済が難しくなったら別なところから調達するのではなく、まず金融機関に連絡することが先決です。カードローンによっては月々の返済額を軽減してくれますし、別の解決策を提示してくれることも考えられます。

金融機関はこのような事例は沢山経験していますし、回収できなければ困りますから相談すれば今までの事例に即して考えてくれます。借金ということでなんとなく気が引けてしまいますが、多重債務に陥るよりもずっと良いのではないでしょうか。
（⇒返済できないときはどうなるか）

多重債務になってしまってもう返せないという場合

こうなってしまったら債務整理以外に方法が無さそうです。すぐに弁護士に相談して債務整理を進めてもらいましょう。最悪の場合には自己破産ということになり、最低限の資産を残してあとは失うことになりますが、債務は帳消しになります。

債務整理は金融機関にも迷惑をかけることになりますが、人生をやり直すために法律が用意した方法ですから、どうしよも無くなった時には、よく考えたうえで利用することも悪い選択ではないでしょう。

裏社会に近づいてはいけない

多重債務に陥ってもう普通のルートではお金が借りられなくなると、一部の人は裏社会の御厄介になることを考えてしまいます。つまり闇金を利用するということです。闇金から借りてしまったら一時は凌げるかもしれませんがもう返済は無理です。すぐに厳しい取り立てが始まります。

そうなったらもう自分ではどうしようもありません。すぐに警察に相談して手を打ってもらうしか方法は無いでしょう。もちろんそんなところから借りたわけですから反省が必要です。