返済できないときはどうなるか

カードローンはＡＴＭから預金感覚で引き出すことができてしまうため、借金という感覚が薄く、つい借りすぎてしまうことがあり、その後の返済に四苦八苦する人もいるのではないでしょうか。

さて長い間このようなことを続けているとどうしても返済できなくなってしまう月が出てきます。普通ならなんとか遣り繰りして返済しますが、それでも返せなかった場合には、どういうことになるのでしょうか。またどうすれば良いのでしょうか。

返済できないとどうなるか

返済できなければ怖いお兄さんの取り立て屋が来る。というのは昔のサラリーマン金融や今でいう闇金の世界の話で、現在のカードローンの世界にはこのようなことはありませんから、その点はご安心ください。

しかし返済しなくても良いということではありません。もし返済できないという場合には、まず督促状のようなものが届くことになります。すぐに振り込みなさいということです。それでも返済しないと次はいよいよ回収担当から連絡が入ります。

回収担当からの連絡

回収担当というのはその金融機関の平たく言えば取り立て部門のことです。もちろん怖い人たちではありませんが、窓口などにいる女性行員とは違います。見た目や話し方でもやはり多少の威圧感がありますので、特にお金を借りている側から見れば怖く見えるかもしれません。

その人たちからまず電話が入ります。それでも返済されないときには、今度は訪問を受けるようになります。ただし怒鳴り散らすようなことはなく、あくまで紳士的な対応で話し合いを行ううことが目的の訪問です。

返済方法の検討

そこで返済方法について検討することになりますが、対応は金融機関によって違います。予め一時的に返済額を減額することもできるとしているカードローンもありますし、特に明記されていない場合もあります。

交渉次第だと思いますが、金融機関側としては最終的には利息分だけとにかく入れてくださいということで決着することが多いようです。この協議の通りに返済できれば切り抜けることができます。翌月以降はしっかり返済してください。

予め連絡を入れよう

ただしこれはあまり良い解決方法ではありません。本来であれば返済ができないと分かった時点で金融機関に連絡を入れ、こちらの方からどうしたらよいかという相談をすべきです。

そうすれば回収担当の訪問を受けることも無かったはずです。いずれにしても返済が必要なのですから、こちらから連絡して話し合いに入った方が良いですし、返済できるまでは随時連絡を入れて、こちらの誠意を示した方が金融機関の受ける印象も全く違ってくるはずです。

反省しましょう

お金を借りるときには、確実に返済していける返済計画を立ててからにするのが鉄則です。借りやすいからと言って安易に借りた結果が返済不能という事態を招くわけです。

ですから、返済できなくなってしまったときには、返済方法を検討するだけではなく、なぜそうなったかという原因の究明と、安易な借り方をしてしまったことに対する反省をすることが今後同じような失敗を繰り返すことを回避するには大変重要なことになります。